「自転車のチェーン」や「南京錠・家具の金属部分」「サンドバッグのチェーン」などを切断しなければならない状況がありますよね。
その際に、どの工具を使えばいいのか?実際に切断できるのか?といった疑問が生じることと思います。
この記事では、
鎖やチェーンの切断方法
使用する工具
サンドバッグの太い鎖(約1cm厚)を自分で切断した手順
などについて詳しく紹介します。
鎖やチェーンの切断方法と使用する工具
鎖やチェーンなどの金属を切断する方法は大まかに分けて3つあります。
①挟んで切断する
②ノコギリで切断する
③ディスクグラインダー(サンダー)で切断する
それぞれの方法にはメリットとデメリットがありますので、以下で詳しく見ていきましょう。
①挟んで切断する方法と工具
使用する工具はボルトクリッパーです。この方法は比較的簡単で、費用も抑えられます。
デメリットとしては、
太い金属には向かない
力が必要
です。太い鎖やチェーンを切断する場合や力があまりない場合は、次に紹介するノコギリでの切断方法が適しているかもしれません。
この工具の最大切断能力は軟鋼線材(80HRB以下)直径10mm(1cm)です。
②ノコギリで切断する方法と工具
ボルトクリッパーが使えない場合には、金属用のノコギリでの切断が有効です。
この方法は費用が安く、太い鎖やチェーンも切断可能です。
デメリットとしては、
切断に時間がかかる
根気が必要
多くの箇所を切断する場合や非常に硬い金属には現実的でないこともあります。
③ディスクグラインダー(サンダー)で切断する方法と工具
使用する工具はディスクグラインダー(サンダー)です。
この工具は大工や職人がよく使用するもので、慣れれば太くて硬い金属も簡単に切断できます。
また、複数の箇所を切断しても疲れません。
デメリットとしては、
工具の費用が高い
取り扱いが難しく、危険
ディスクグラインダーで金属を切断するには、「切断砥石」が必要です。
これは鉄やステンレスなどを切断できるもので、マキタのディスクグラインダーにも取り付け可能で、費用も安価です。
鉄・金属の切断方法
サンドバッグのチェーンが長すぎて使いづらい場合、切断しなければなりません。そんな時に
切断する方法をここでは解説します。
①ディスクグラインダーの準備
ディスクグラインダーを使用する際は、火花が飛び散るため安全対策が必要です。
目を保護するゴーグル(多くの場合、付属品として含まれています)
作業用手袋(使用は個人の判断によります)
今回は室内で作業するため、鉄くずが飛び散っても掃除しやすいようにタライを用意しました。
②切断位置の確認
切断する位置が分からなくならないように、マスキングテープやマジックで目印をつけます。
③鎖の切断
ディスクグラインダーを使用すれば、太い鎖も迅速に切断できます。
④切断後の掃除
切断後には鉄くずが出るので、しっかりと掃除しましょう。鉄くずはサビの原因となることがあります。
まとめ
切断する金属の太さや筋力に応じて、以下の工具をおすすめします。
「細い金属を切断」かつ「ある程度の筋力がある」場合:ボルトクリッパー
「太い金属を切断」かつ「筋力があまりない」場合:金属用ノコギリ
「太い金属を切断」かつ「頻繁に切断する」場合:ディスクグラインダー
DIYを楽しみたい方やディスクグラインダーの使用に抵抗がない方には、ディスクグラインダーが最もおすすめの切断工具です。