ローソンのロゴに込められた歴史は?さまざまな店舗展開について解説

ローソンのロゴの歴史について

今回は、地域に根ざした便利な存在として知られるコンビニエンスストア、ローソンのロゴにスポットを当てます。

目次

そもそもローソンの創業はいつ?

ローソン」の創業は1975年に日本で迎えられましたが、その歴史はもっと古く1939年に米国オハイオ州で起こりました。創業者J.J.ローソンの名を冠するこの企業は、もともと高品質な牛乳を提供することで名を馳せました。

 

 

牛乳だけでなく、パンや日用品の取り扱いを始めると、その人気はさらに高まり、多くの支店を構えるほどに成長しました。
今日では、米国ではローソンの店舗を見つけることはできませんが、そのルーツは日本のロゴマークにしっかりと記されています。

 

 

ローソンのロゴに描かれたミルク缶は、同社の創業物語を象徴しています。
特に、青い背景に「LAWSON」と「STATION」と記されたロゴは、中央に配置された牧場で見かけるようなミルク缶が特徴です。

あるキャンペーンをきっかけに、このミルク缶デザインが注目され、「本当にミルク缶だったんだ!」という声が多く上がりました。

 

アメリカでの牛乳店としての評判

ローソンとミルク缶のマークは、1930年代にJ.J.ローソンがオハイオ州で開いた牛乳店が始まりでした。
その牛乳は「新鮮で美味しい」と高く評価され、多くの人々が訪れる人気店となりました。
その後、ローソンは店舗を拡大し、アメリカの食品業界の大手企業の一員となりました。

 

 

そして、このアメリカの牛乳店が、日本でのコンビニ展開に繋がります。
ダイエーは1974年にコンソリデーテッド・フーズ社と提携し、1975年6月14日オープンの1号店「桜塚店」(大阪府豊中市南桜塚)がローソン1号店のはじまりです。この店は、アメリカ式の運営を取り入れた新しい試みでした。

 

ローソンの起源を象徴する「牛乳」というロゴ

ローソンのシンボルであるミルク缶デザインの「STATION」という文字には、ただの便利なお店を超えた深い願いが込められています。
元々「FOOD STORE」と表示されていたこの部分は、ローソンが顧客の日常の集まり場、すなわち「ステーション」であることを目指していることを示しています。また、ローソンは1975年6月に自社初のオリジナル商品として「無調整牛乳」を発売しました。

 

2020年の新型コロナウイルスの流行中には、一斉休校期間中の牛乳消費促進を目的に、ホットミルクを半額で提供し、この期間中に約150万杯を販売する大きな成功を収めました。
これらの事例は、ローソンが牛乳とどれほど深い関係を持っているかを物語っています。

 

 

今や14,000店舗以上を構える大規模なコンビニチェーンへと成長したローソンですが、「ローソンの牛乳屋」の精神は今もそのロゴマークに生き続けています。

 

 

ローソンのシンボルとして描かれている牛乳缶には、ローソンの歴史と起源が巧みに表現されています。

ナチュラルローソンのロゴに込めた思い

ナチュラルローソン」という店舗は、主に女性を対象にしています。

 

この店は健康志向のローソン店舗として知られており、20〜30代の働く女性が多く訪れ、ヘルシーフードを重視した商品を提供しています。ここでは「本来の生活の豊かさ」を大切にし、ローソンが考えるナチュラルなコンセプトを体現した店舗となっています。

 

ナチュラルローソンのロゴは、自然の恵みや豊かな収穫、大地の香りといった要素をイメージにして作られているそうです。
これらは、人々が求める真の生活の充実さを形にしたものです。お客様が親しみを感じるよう、温かみのある素朴なデザインでこれらを表現されています。

 

このロゴは、食品を扱うお店としての基本姿勢である高品質、信頼性、誠実さに加え、優しさや温もりも伝えたいという願いが込められています。
特に、バーガンディー・レッドという色を使用することで、サービスの質の高さと自然へのこだわりを象徴しています。
この色はまた、お客様に対する温かさや親しみやすさを表す役割も持っています。

ローソンストア100のロゴに込めた思い

普通のローソン店とは異なり、ほとんどの商品を税抜き100円で販売しているのが特徴です。

 

生鮮食品や惣菜、日用品など、生活に必要な商品が並び、取り扱い商品数は約4000品に及びます。分かりやすい価格設定の100円と、幅広い品揃えが自慢の「ローソンストア100」です。

100円商品の種類が豊富なローソン店では、使い切りやすい適量や小分けサイズにしています。

ローソンはもちろん、コンビニ全般で単身者や学生などが利用することが多いため、一度に使い切れる量が重宝されます。余った商品を冷凍したり、賞味期限を気にする必要もありません。

 

 

ローソンストア100のロゴは、緑が「新鮮な野菜」「豊かな自然」を、赤が「輝く太陽」を表しています。

このデザインは、毎日新鮮な野菜を提供するお店を象徴しています。

 

また、「100」という数字には、「お客様満足度100%」を意味しています。私たちがお客様の満足度100%を目指す店であることを、このロゴに込めています。

ローソンが多様な業界と手を組むコラボレーション店

ローソンは、多業種との連携を通じて、幅広い顧客のニーズに応えることを目指しています。
従来のコンビニエンスストアでは取り扱いが難しい独特な商品群が、これらの店舗の特徴です。

病院内専門店「ホスピタルローソン」

カスタマイズされた病院内売店である「ホスピタルローソン」は、病院の中に特設されており、一般の店舗と異なる点は、約3000種類の医療・衛生用品を取り揃えていることです。

 

これにより、ドラッグストアに行かなくても病院内で必要な物品を購入できる便利さがあります。
また、ローソン独自の移動販売サービスも提供しており、買い物に出られない患者さんにも大変好評です。
2000年に開店した1号店から始まり、現在は北海道から沖縄まで、多くの病院内に店舗を展開しています。

生活支援型「ヘルスケアローソン」

「ヘルスケアローソン」は、コンビニの便利さとドラッグストアの専門知識を組み合わせた店舗です。
OTC医薬品をはじめとする幅広い商品を扱っており、杉並和田店では日用品やドラッグストアのプライベートブランド商品も人気です。

 

蛸薬師高倉店では、イートインスペースも提供し、ローソン通常の2倍の商品ラインナップで注目を集めています。
一部の店舗では、薬局を併設しており、ローソンの公式サイトで検索することができます。

日本郵政とコラボした「JPローソン」

「JPローソン」は、日本郵政(Japan Post)とのフランチャイズ契約により運営されています。
2008年に第1号店がオープンし、2019年1月現在、日本郵政グループ施設内に20店舗を展開しています。

 

東京中央局店では、オリジナルグッズや、受取可能な荷物ロッカー「はこぽす」を設置し、利便性を高めています。

 

 

さらに、ローソンは鉄道、空港、高速道路、道の駅、ホテル、大学、書店、ガソリンスタンドなど、さまざまな場所で店舗を展開しています。地方を訪れた際には、ぜひこれらの多様なローソン店舗を探してみてください。

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