「ほつれる（解れる）」と「ほころびる（綻びる）」は、似ているが異なる意味を持つ日本語の単語です。
目次
「ほつれる」について
糸や髪などが結び目や束ねられた状態から解けてしまうことを指します。
例えば、セーターやカーペットの糸が解ける、髪の毛が束ねられた状態から乱れるなどの状況で使用されます。
ほつれるの例文
・この古いセーターは糸がほつれてきている。
・長い一日の後、彼女の髪は完全にほつれてしまっていた。
・バッグの縁の部分がほつれ始めているのに気づきました。
・猫が遊んだ後、絨毯の端がほつれてしまった。
・靴のひもがほつれているので、結び直さなければならない。
「ほころびる」について
布や縫い目がほどけてしまうこと、または、穴が開くことを意味します。
衣服の縫い目がほどける、カーテンに小さな穴が開くなどが該当します。
加えて、「ほころびる」には、花のつぼみが開き始める、笑顔が自然と現れるなどの比喩的な使い方もあります。
ほころびるの例文
・着古したジーンズのポケットの縫い目がほころびてきた。
・窓辺のカーテンに小さなほころびが見つかりました。
・庭の花が春の訪れとともにほころび始めている。
・子供の成長につれて、彼の学校の制服がほころび始めた。
・彼女の笑顔がほころびると、周りの雰囲気も和らいだ。
これらの言葉は、状況によって使い分けることが大切です。
例えば、「セーターの袖がほつれている」や「ズボンの縫い目がほころびてきた」といった具体的な例文で使うことができます。