「節制」と「摂生」、これらはともに「セッセイ」と読む言葉ですが、意味するところが異なります。
目次
「節制」について
特に食事や飲酒、喫煙といった面で、過度な摂取を控えることを指します。
この言葉は、健康を損ないがちな習慣に対して使われることが多く、行為を完全にやめるという意味ではありません。
節制の例文
・最近、健康のためにお酒を節制しています。週に一度だけ少量を楽しむようにしているんです。
・彼女は砂糖の摂取を節制しているので、お菓子は控えめに食べるようにしています。
「摂生」について
健康を維持し、長寿を目指す行為を表します。これには、禁煙や断酒など、健康を高めるための習慣を心がけることが含まれます。
摂生の例文
・祖父は90歳になりますが、毎日の散歩と野菜中心の食事で摂生しているおかげで、今もとても元気です。
・医者から体重を落とすように言われてから、摂生に努めているので、毎日ジョギングをしています。
これらをまとめると「節制」は「酒やタバコの量を控える」ことに使われ、「摂生」は「健康的な生活を心がける」や「逆に医者が不摂生をしてしまう」などの文脈で使用されます。