「中国大使館からの重要なお知らせ」と称する国際フリーダイヤルを利用した詐欺の警告

「中国大使館からの重要なお知らせ」と称する国際フリーダイヤルを利用した詐欺の警告

2024年4月3日時点で、国際フリーダイヤル(+800で始まる電話番号)を使用し、「中国大使館からの緊急連絡がある」と伝える通話が報告されています。

 

この記事では、これらの通話が詐欺の可能性が高いと考えられる理由と、適切な対応策について簡単に解説します。

目次

SNSで報告される「中国大使館」名義の疑わしい通話

最近、特定の国際電話番号(+800から始まる)から、「中国大使館から重要なお知らせです」と日本語で告げる通話が増えています。

 

これに続き、理解しづらい中国語が話されるため、受け手が困惑するケースが多いです。
日本語を話す受話者には内容が不明なままです。

 

NHKが報じる中国大使館を装った詐欺の事例

2023年6月、NHKのウェブニュースにて、中国大使館職員を名乗る詐欺が報告されました。
約300万円が詐取される事件があったことが明らかにされています。
被害に遭った中国人留学生は、重大な犯罪に関与しているとの虚偽の申し立てを受け、保釈金の支払いを要求されました。
これらの詐欺行為は現在も続いており、特に中国語が話せる人々をターゲットにしていますが、日本人にも影響を及ぼしています。

 

国際フリーダイヤル(+800)の概要とその使用

国際フリーダイヤルは、多国から無料でアクセス可能な単一の番号を提供するシステムです。
現在、62カ国がこのシステムに参加しており、利用者は自国からの通話料を気にせずに国際的なビジネスや連絡を行うことができます。
このシステムを悪用した詐欺も報告されています。

現在日本に在留する中国人は、国立国会図書館のサイトによれば、令和5年6月末時点で79万人ほどいるとのことです。また、在留台湾人も約6万人と、中国語圏出身の外国人が数多く住まわれているようですので、国際フリーダイヤルを使用した詐欺があってもおかしくはありません。

中国大使館を装った詐欺通話にどう対応すべきか

近年、詐欺目的で「中国大使館からの緊急連絡」と称する通話が増加しています。
警視庁は、この種の詐欺に対する警告チラシをインターネットで公開しており、受話時には以下のような注意が推奨されています:

・電話は一度切り、信頼できる家族や警察に相談する。
・非通知設定や知らない番号からの通話は無視すること。

以上の対策により、詐欺被害を未然に防ぐことが可能です。

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