【硬いと固いの違いは?】言葉の使い分け

固いと硬いと堅いのちがい

「固い」、「硬い」、「堅い」という言葉は、全て「かたい」と発音され、異なる漢字を使って同じ音を表す言葉です。
これらの言葉はそれぞれ、特定の性質や特徴を指し示します。

目次

「固い」について

物の形や状態が容易に変わらないことや、結びつきや信念が非常に強いことを意味します。
このため、何かが揺るぎないや厳しい規則を持つことも示すことがあります。
「粘土が固まる」「方針を固める」など、形を変えにくくする場合にもこの字が使用されます。

固いの例文

・彼とは長年の付き合いで、固い信頼関係が築けている。
・このクッキーはとても固いので、噛むのに少し力が必要です。

 

「硬い」について

物理的に外からの力に対して強度があり、抵抗できる状態を指します。
また、人が緊張して動きが不自然になる様子も「硬い」と表現されます。
この用法は、物質の物理的な強さや、人の動作の硬さ、心理的な緊張感を示す際に用いられます。

硬いの例文

・彼は緊張しているせいか、顔が硬い表情をしている。
・この椅子は作りが非常に硬いので、長時間座っていても疲れません。

 

「堅い」について

物や構造が頑丈でしっかりしていること、または事実や根拠が確かであることを意味します。
この言葉は、信頼性が高いことや、人の性格が真面目で几帳面であることを表すのにも使われます。

堅いの例文

・彼女は堅い決意を持って、試験の勉強に取り組んでいる。
・この仕事は堅い収入が見込めるため、安心して生活できます。

 

 

これらの言葉の対義語は、その使用される文脈によって異なります。一般的には「やわらかい」が対義語とされますが、「固い」の場合は「緩い」、「硬い」や「堅い」の場合は「脆い」が対義語となる場合もあります。

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