公共のWi-Fiを活用する機会はありますか?
データ使用量の節約を意識する際、公共Wi-Fiの存在は大変重宝します。
コンビニエンスストアのWi-Fiは、店舗数が多いため特に便利です。
今回は、ローソンで提供されている無料Wi-Fiサービスに焦点を当て、利用する際のリスクと安全に接続するための方法についてご紹介します。
ローソンでの無料Wi-Fiサービス
各コンビニのWi-Fiサービス状況
ローソン: 利用可能
セブンイレブン: 2022年3月31日サービス終了
ファミリーマート: 2022年8月1日から順次サービス終了
ミニストップ: 2022年6月30日サービス終了
デイリーヤマザキ: 提供なし
ローソンではWi-Fiを無料で利用できる点が魅力的ですが、1日に5回、1回につき60分までの利用制限が設けられています。
ローソンWi-Fiの接続方法
次に、ローソンWi-Fiへの接続手順をご説明します。
端末のWi-Fi設定を有効にし、「LAWSON_Free_Wi-Fi」ネットワークを選択します。
同名のWi-Fiネットワークが複数存在する場合、その中には偽物の可能性があるため注意が必要です。
初めて接続する際は、メールアドレスの入力を求められます。指示に従って必要な情報を入力し、接続を完了させてください。
ローソンWi-Fiの特長
ローソンのWi-Fiサービスの優れた点を3つ挙げてみました。
・店舗が全国に広がっている
・事前の会員登録やアプリインストールが不要
・無料でアクセス可能
店舗が全国に広がっている
ローソンは、日本国内で広く展開されており、2023年7月31日時点での店舗数は14,631にのぼります。(出典:ローソン公式サイト企業情報)
どこにいても、通信制限にひっかかってしまった時や、ふらっと訪れた際に便利に使えるのが魅力です。
店内のイートインスペースで一息つきながら利用できるのも、うれしいポイントです。
事前の会員登録やアプリインストールが不要
多くの無料Wi-Fiサービスでは事前の登録が必須ですが、ローソンWi-Fiはそうした手間を省き、「LAWSON Free Wi-Fi」を選ぶだけで簡単に利用開始できます。
初回接続時にメールアドレスの入力が求められる点のみ、念頭に置いておきましょう。
無料でアクセス可能
ローソンWi-Fiは、料金の心配なく利用できるサービスです。1日に5回、各回60分の利用が可能で、これはデータプランに余裕がない人にとって大変ありがたい限定です。短時間の利用なら完全に無料で、ローソンの寛大な提供に感謝したくなります。
ローソンWi-Fiの使用時の注意点
ローソンの無料Wi-Fiサービス利用時に考慮すべきいくつかの不利な点を見ていきましょう。
・接続速度が遅くなることがある
・利用時間に上限が設定されている
・セキュリティが十分でない可能性がある
接続速度の問題
ローソンWi-Fiは、特定の時間帯や場所によっては接続速度が低下することがあります。
周辺のローソンWi-Fiの速度は快適ですか?速度が遅いと感じる場合は、自動接続の設定を見直し、不便を避けるための対策をすることが望まれます。
利用時間の制約
ローソンWi-Fiは1回あたり60分、1日最大5回までの利用という制限があります。
カフェ等で提供されるWi-Fiと比較すると、この時間制限は少々不便な側面があると言えます。
セキュリティ上の懸念
ローソンのWi-Fiだけでなく、一般的に公共のフリーWi-Fiはセキュリティ面でのリスクが伴うことを忘れてはなりません。これはローソンWi-Fiを利用する際に特に注意すべき最大のデメリットになります。さらにセキュリティリスクについてさらに詳しく解説していきます。
ローソンWi-Fi利用時のセキュリティ上の懸念
利用時に考慮すべきセキュリティリスクは以下の通りです。
・ウイルス感染の可能性
・個人情報の漏洩リスク
・アカウントの乗っ取りリスク
ウイルス感染の可能性
最初のリスクは、ウイルス感染です。公共のWi-Fiは、誰でもアクセス可能なため、セキュリティ上の脅威に晒されがちです。この環境では、悪意を持つ第三者がウイルスを拡散することがあります。
特にWi-Fiのセキュリティ対策が不十分な場合、デバイスがウイルスに感染しやすくなります。
セキュリティを強化するためには、httpsを利用するウェブサイトのみにアクセスしたり、VPNを使用するなどの対策が効果的です。
個人情報の漏洩リスク
次に、個人情報が漏れるリスクについて。
“Evil Twin”(悪質な双子)と呼ばれる攻撃があります。これは、正規のWi-Fiスポットと同じ名前(SSID)を持つ偽のWi-Fiスポットを設置し、利用者を誘導する手法です。このような偽のWi-Fiスポットに接続すると、フィッシング詐欺により、個人情報やクレジットカード情報が盗まれる恐れがあります。
安全を確保するには、接続するWi-Fiの正当性を確認することや、重要な情報を入力しないことが重要です。
アカウントの乗っ取りリスク
さらに、アカウントが乗っ取られるリスクも存在します。
個人情報漏洩のリスクと同様に、例えばソーシャルメディアのログイン情報が漏れた場合、アカウントの不正使用や乗っ取りが発生する可能性があります。
このようなリスクを避けるためにも、公共のWi-Fiを使用する際は、重要な情報の入力を避けるなどの注意が必要です。
ローソンWi-Fiの安全な利用法
ローソンWi-Fiを使う上でのリスクを認識した上で、安全に接続する方法について考えてみましょう。
ここでは、安全性を高めるための3つのアプローチを紹介します。
・Wi-Fi利用時の注意点を把握する
・ポケットWi-Fiの活用
・VPNの活用
Wi-Fi利用時の自衛策
まず最初に、自己防衛の観点から、Wi-Fiを利用する際の注意点です。
手間や追加費用なしで、意識の変化だけで実践可能です。
ただし、これだけでは万全のセキュリティを保証することはできませんが、リスクは軽減できます。
実践すべきポイントは以下の通りです。
■正規のWi-Fi接続であるか確認する
■安全性の高い(httpsで始まる)ウェブサイトのみを利用する
■個人情報やカード情報の入力は避ける
■偽のWi-Fi接続に誤って接続しないよう、ローソンWi-Fiが本物であるかを確認することが重要です。
ポケットWi-Fiの選択
次に、自身のポケットWi-Fiを持参する方法です。
これにより、公共Wi-Fiのリスクから自由になり、安定したインターネット接続ができます。
しかしこの方法は、コストが発生する点と、本質的にはローソンWi-Fiを利用しないという方法である点を理解しておく必要があります。
ポケットWi-Fiの料金相場は、月額550円から4,708円程度です。
VPNを通じた保護
最も推奨するのが、VPNを利用する方法です。
VPNはインターネット接続を暗号化し、ユーザーのプライバシーを守る技術です。
VPNを利用することで、以下のメリットがあります。
・通信内容を暗号化し、第三者による盗聴を防ぐ
・ユーザーのIPアドレスを隠し、匿名性を高める
・地域制限のあるコンテンツへのアクセスを可能にする
有料のVPNサービスは無料版と比較して、より多くの機能と安全性を提供します。
有料VPNのメリットには、使用制限の少なさ、多様なサーバーへのアクセス、高速な接続速度などがあります。
ただし、軽いウェブ閲覧のみなら無料のVPNでも十分な場合がありますので、使用目的に応じて選択しましょう。
まとめ
ローソンWi-Fiを含む公共のWi-Fiは便利ですが、使用する際はセキュリティリスクを十分に理解し、適切な対策を講じることが重要です。どうしても無料で短時間使用したい場合は、以下の注意項目徹底してみると安全に利用できます。
■正規のWi-Fi接続であるか確認する
■安全性の高い(httpsで始まる)ウェブサイトのみを利用する
■個人情報やカード情報の入力は避ける
■偽のWi-Fi接続に誤って接続しないよう、ローソンWi-Fiが本物であるかを確認することが重要です。
基本的な注意点を守りつつ、より安全性を高めたい場合はVPNの使用を検討してください。
これにより、安全かつ快適にインターネットを利用することができます。