ミミズクとフクロウは、どちらもフクロウ目フクロウ科に属する鳥類で、生物的には同じ分類に入ります。
目次
「ミミズク」について
普段、耳のような羽の突起がある種類の総称とされます。
この羽の突起は頭部の左右に位置する羽毛で、外見上耳に見えることからこのような分類がなされています。
「フクロウ」いついて
耳のような羽の突起を持たない種類の総称とされます。
ただしこの区分に当てはまらない例も存在します。
例えば、「ワシミミズク」や「コノハズク」といったミミズク類の名前には一般的に「ズク」が含まれますが、
「アオバズク」のように「ズク」を名に含むものでも羽の突起を持たない場合があります。
また、「シマフクロウ」のように「フクロウ」と名付けられているにもかかわらず、羽の突起を持つ例もあります。
英語では、一般的にフクロウを「owl」と表現し、ミミズクには「horned owl（角があるフクロウ）」や「eared owl（耳があるフクロウ）」という表現が用いられることがあります。
しかし、特定の種を指す名称においては、「Short-eared Owl（コミミズク）」のようにミミズク特有の呼称を含む場合もあれば、「Eurasian Eagle Owl（ワシミミズク）」のように含まない場合もあり、名称だけでその特徴を完全には表現できないこともあるのです。