オセロとリバーシは二人対戦型のボードゲームで、プレイヤーは黒白の両面を持つ円形の駒を盤上に配置し、相手の駒を挟んで自分の色に変えることで競うゲームです。オセロの方がより広く認知されていますが、リバーシはその起源が古いです。
目次
「リバーシ」について
リバーシは1883年にイギリスで生まれ、日本では明治時代に「源平碁」として紹介されました。
初期のリバーシはルールが非常に自由で、駒や盤面の色、マス目の数に制限がなく、始めの駒の配置や最初に手を打つ色も自由でした。
「オセロ」について
1970年代に日本の茨城県水戸市で長谷川五郎によって考案され、8×8の緑色盤を使用し、具体的なルールが設けられました。
駒は中央の4マスに特定の配置で置かれ、特定のルールに従ってゲームが進行します。
オセロは1973年に商品化され、大ヒットしました。
このゲームの名称「オセロ」は商標登録され、盤面や駒のデザインも保護されていましたが、意匠権は20年で失効しました。
そのため、1993年以降は「オセロ」という名前を除いて、類似のゲームが販売されるようになりました。「リバーシ」という名前は再び使われるようになり、オセロに似たゲームがリバーシとして販売されるようになりました。
現在、オセロとリバーシの間に大きな違いはありませんが、オセロは商標名としてメガハウス社が所有し、特定のルールに従う必要があります。
リバーシはその名を自由に使用でき、オセロのルールに必ずしも従う必要はありません。