【和語と漢語の違い】それぞれの使い方

和語と漢語のちがい

言葉には、その起源によって「和語」、「漢語」、「外来語」という三つのカテゴリーがあります。

目次

「和語」について

日本独自の言葉のことを指し、別名で大和言葉とも呼ばれます。
例えば「はな(花)」や「さく(咲く)」「うつくしい(美しい)」などがこれにあたります。
これらの言葉は、日常会話や伝統的な文脈でよく使用され、漢字を用いる場合でも、その読みは平仮名で表現されることが一般的です。

和語の例文

昔々、あるところに、貧しいが心優しい老夫婦が住んでいました。
この例文では「昔々」や「貧しい」「心優しい」「老夫婦」「住んでいました」など、日本固有の感覚を表す和語が使われています。

 

「漢語」について

元々中国の言葉であったものが、日本語に取り入れられた言葉です。
これには「感謝」や「景色」「宇宙」などが含まれます。漢語は特に公式な文書や学術的な文脈で頻繁に用いられ、読み方は基本的に漢字の音読みが使われます。

漢語の例文

現代社会における情報技術の進化は、甚大な影響を及ぼしている。
「現代社会」「情報技術」「進化」「甚大」「影響」「及ぼしている」など、中国から伝わった漢語が用いられ、形式的または学術的な文脈でよく見られる表現です。

 

「外来語」について

主に西洋から伝わってきた言葉で、近代以降に日本に導入されたものを指します。
例としては「ガラス」や「ビール」「スポーツ」があります。
これらの言葉は、もともと外国語であったものが日本語に取り込まれ、表記は主にカタカナを使用します。
ただし、長い間日本に根付いた外来語は、漢字で書かれることもあります。

外来語の例文

最新のテクノロジーを駆使したスマートフォンは、今や生活必需品となっている。
「テクノロジー」「スマートフォン」「生活必需品」といった言葉は、西洋から入ってきた外来語で、現代の日本語において広く使われていることを示しています。

 

 

漢語は、広義には外来語の一種と考えられますが、日本語の中で「外来語」という言葉は、通常、西洋から入ってきた言葉を指すため、漢語とは明確に区別されています。

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