日本語には同じ「シンセイ」と読むが意味が異なる言葉があります。「真正」と「真性」はその一例です。
目次
「真正」について
本物であることや本当に正しいことを指します。
この言葉は、真実性や正当性を強調する場合に使用されます。
例えば、真正な芸術、真正な登記名義の回復、真正性、真正相続人などの文脈で使われます。
真正の例文
・この絵は真正な芸術作品であり、偽物ではありません。
・その文書の真正性を確認するために専門家が呼ばれた。
・彼の無罪を証明するためには、真正な証拠が必要です。
・故人の遺産を受け継ぐ真正相続人を特定する作業が進行中です。
「真性」について
生まれながらにして持っている純粋な性質や天性を意味します。
また、医学的には疑う余地のないその病気であることを指し、真性とも表現されます。
この言葉は、人間の真性、真性半導体、真性赤痢などの文脈で用いられます。
真性の例文
・彼女は困難な状況でも人間の真性を見極める力があります。
・我々の研究室では、真性半導体の性質に関する研究を進めています。
・この社会問題は真性のものであり、表面的な対応では解決できません。
これらの言葉は、それぞれ異なる意味を持ち、適切な文脈で使用することが重要です。